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砂の器とその時代

砂の器は7月に買っておいたのだけど、やっとこの2,3日前に風邪をひいたときに読みました。

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戦後間もない頃から60年代ー70年代の小説は好きです。一般の日本人の生活も今と違って単純ですね。テレビにスマホにといろいろ家にあるのは、いいようでストレスになりますね。

ゼロの焦点と同じく、被害者は元巡査で、加害者は現在の地位が高いけれど過去を被害者に知られているという関係です。

東北弁と出雲の関係とか、よく調査はされていますね。

小説としては面白いけれど、やはり無理があると思いますね。

まず、人間は自分の過去を隠すために何人もの人間を殺害できるかという人間の本性の問題。戦国時代とかの大昔とか戦場なら別ですが、現在において良心の呵責もなくできるのかということですね。もし、良心の呵責もなくできたとしたら、この人は社会に適応できないサイコシスというこのになります。幼い頃、ハンセン病の父親と各地を旅した時、差別されたという社会に対する恨みはあるかもしれません。しかし、子煩悩の父親から愛された子供なら簡単に人を殺せるものでしょうか。

第二に余りにも偶然が重なりすぎていますね。事件に関係のある人物が刑事の近くのアパートに越してきたり、別の関係ある人物がその刑事の妹のアパートに越してきたりと、できすぎていますね。それに、加害者の子供のころを短期間だけ知っている被害者が、青年になった加害者の写真を一瞬見ただけで、判別がつくのか。

まあ、推理小説としては面白いということですね。


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Commented by mariakulala at 2018-09-22 20:29
indigo さんの解釈私もその通りだと
この小説昔読んで また テレビでもよく放送していました。
推理小説昔はよく読みましたがこの頃 全然。
本は活字で読むのが一番いいですね。
また 読書の秋、私も本読みたくなりました。

風邪 よくなりましたか?
Commented by indigo-gal at 2018-09-23 00:01
> mariakulalaさん
加藤剛が主演の映画は小説より良いそうです。私は見ていませんが。
風邪、一旦よくなりましたが、昨日今日と少し頭痛気味です。
Commented by hamakorian at 2018-11-22 21:47
私は『砂の器』は小説のほうは読んだことがなく、
30年以上前に映画で見ました。
そのシーンの数々は、いまでも瞼によみがえります。
それほどインパクトのある内容、ストーリーでした。

主人公が過去の自分を隠すために恩人に当たる人を殺す、
ほんとうに異常な人物、と言えるかもしれませんが
現在は治療法が見つかり社会の偏見も少なくなった病気は、
30年前はまだ「伝染する不治の病」という誤解が、日本にはあったと思います。
この病気に家族がかかると、互いに縁を切り、人知れず社会と隔絶された病院に隔離され、
そこに家族の誰かがはいっているということすら世間には隠され、
親子や親類縁者とは断絶した関係になったそうです。

主人公が過去を知られたくないという思いは、
その過去が他人に知られたら、自分は今の地位を失うだけでなく
社会の偏見のなかで人間らしく生きることすらできなくなるのではないかという
強い恐怖があったのではと感じます。
殺人の原因は差別されたという恨みではなく、自分の現在と将来を守りたいという切実な思いではなかったかな。。と
感じるワタクシです。
もちろんそのために人を殺めるなんて言語道断の悪行ですが。
今は、この主題の切実さが理解しにくい時代になったのかも。。。
それは良かったことだ思うのです。

悪文でお恥ずかしいけど、言いたいことは伝わりましたでしょうか?
Commented by indigo-gal at 2018-11-23 00:42
> hamakorianさん
おはようございます。映画の方は観てないのですが、映画は父親と子供の愛情に重点を置いていると聞きました。松本清張が映画を観た後で、小説よりもよくできているといったとか。
いずれにしても、日本の社会がだんだん寛容になってきてるのはいいことだと思います。
by indigo-gal | 2018-09-22 08:23 | 読書・映画 | Comments(4)