アバウトな情報科学博士のアメリカ

indigogal.exblog.jp

自分探しのブログです。

ブログトップ

The Notorious RBG (ルース・ベイダー・ギンズバーグ)

先日、RBGというドキュメンタリーを観ました。最高裁判所のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事のドキュメンタリーです。

彼女、一種のカルチャーアイコンになっているのですね。
e0350971_21061935.jpg
(写真、お借りしました)

今年で85歳。クリントン大統領に任命されてから、25年最高裁判事やっているそうです。

彼女の経歴を今まで知らなかったので、これほどまでに性差別を法律家としての立場から闘ってきた人物だったことに驚きました。これが彼女が関与したケースです。

United States v. Virginia, 1996
The Virginia Military Institute (VMI) は全米で最後の男子のみが入学できる公立大学でした。憲法修正第14条に反するということで、この判決以後女子も入学できることでなりました。

Frontiero v. Richardson, 1973
女性の空軍士官の場合、結婚後の扶養手当の増加を受けるにはその夫が生活費の半分以上を彼女に依存していることを証明しなければならなかった。その反面、男性が空軍士官の場合は自動的に扶養手当の増加が与えられました。憲法修正第5条に反するということで、ジェンダー平等の画期的なケースになりました。

Weinberger v. Wiesenfeld、1975

社会保障給付は、夫が死亡した場合は未亡人になった妻に給付されるが、その反対に妻が死亡した場合は残された夫には給付されませんでした。つまり、家族の収入は男性で持っているという考え方。社会保障法はジェンダーに基づく差別のため、第5条の改正条項に違反したという理由で違憲であるとされました。

これがそのドキュメンタリー。

クリスマスごろには、彼女の人生を基にしたOn the Basis of Sexという映画も上映されるようです。

ランキングに参加中
両方応援していただけると嬉しいです。

[PR]
Commented by hokkorimayurin at 2018-09-10 06:46
こんにちは。
アメリカはダイバーシティでは断然日本より進んでいる、と
認識していましたが、
元は、こうやって、その考えが浸透するように
戦ってきた方がいらっしゃるんですね。
しかし、西暦年を見ると、やはり、随分前。
時間がかかるものなのだなぁと、しみじみです。

社内で、こういったことを推進する部門の推進室長に任命されてから
四年。
やはり、なかなか進まない現状に、「時間がかかっても、一歩一歩」と
部内メンバーと奮闘中であります。
Commented by indigo-gal at 2018-09-10 11:56
> hokkorimayurinさん
こんばんは!根気がいる仕事ですね。ドキュメンタリー映画の中でルース・ギンズバーグが言うんですが、最初は幼稚園の先生になった気分だったと。性的差別が存在するという認識が男性ばかりの判事たちにはないわけです。そういう人たちに根気よく説明していくわけです。アメリカのすべてが男女同権というわけではありません。女性が多い仕事は給料が安いです(学校の先生とか)。今でも、日系の企業で勤務している年配の女性なんかは、女性は営業とかマネージメントをやらせてもらえないとか言ってますよ(彼女たちもそれが当たり前と思っているところもありますが)。
by indigo-gal | 2018-09-09 08:39 | アメリカの生活 | Comments(2)